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楽々毎日百円投資術!
こんにちは!
ug(ゆーじ)です。
先日までアメリカ株式指標S&P500時価総額上位50社について調べてみました。ここで長期保有において重要な配当についても考えてみましょう。
「老後資金の投資先としてアメリカ高配当株をお教えしますよ」というネット広告をよく見かけます。
アメリカ株は年4回配当という企業が多く、老後資金を得られる資産株として保有するアメリカ人が多いのは本当です。ですが高い授業料を払って教わるのではなく、自分で調べた方が経済全体の勉強になって良いです。
前回の時価総額11~20位において、一番配当の高いJPモルガン銀行は2020年11月27日現在で2.9%の利回りです。もし株買付手数料が格安だったり、為替手数料がかからない条件なら私も買いたいくらいです。
今回は21~30位です。
尚、配当額は2020年現在、株価は2020年11月27日終値に統一しております。
最初に目に付くのは27位のAT&Tでしょう。配当利回り7%超えは凄いですよね。では老後資金のように長期で保有するに際してAT&Tはおすすめなのかどうか。配当で株を選ぶ際に確認しておいた方が良い点についてお話しさせていただきます。
AT&Tの場合一株当たりの配当が2ドル8セントです。では配当支払いの原資となる、利益を株数で割った一株利益はどうでしょうか。表にはありませんが1ドル51.42セントです。(2020年実績)原資より配当の方が多いということは社内留保資金から支出しているということになります。差額は56.58セントです。一株利益の37%を超える支出が余計に必要になっている訳ですね。AT&Tは電話会社であり、利益が極端に減ることがない代わり極端に増えることも無い業種です。ということは、一株利益が現在の額を大きく越えていくことは難しそうです。そんな中で現状の配当を維持することができるかどうかは注意が必要です。
2番目に利回りが高いファイザーは医薬品企業です。配当利回りは4%を超えていて、これもたいしたものです。一株配当は1ドル52セント、原資となる一株利益は1ドル49.19セントです。若干配当の方が高いので、2020年においては社内留保からの持ち出しがありそうです。ただしファイザーの場合、2020年11月に報道されたようにワクチン等の発明で劇的な利益を得られる年もあるでしょう。比較するならばAT&Tよりファイザーの方が安定的に配当を得られる可能性があります。
さらに26位のメルクを調べてみましょう。一株配当は2ドル60セント、利回りは3%強。原資となる一株利益は4ドル54.66セントです。配当が利益の約57%と利益に占める配当性向は高いものの、研究費や企業拡大の投資資金も確保できそうな安心感があります。ここで挙げた三社の中で長期投資するとすれば、安心感ではメルクとなりそうです。尚、メルクは医療系企業です。
このように調べていくことで、長期に渡って安定的に配当を受け取れる企業を見つけることができます。ぜひ挑戦してみてくださいね。
※時価総額の順位はその時々の株価により変化します。
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参考までに各企業を取り上げた記事へのリンクを貼っておきます。気になる企業がありましたらご覧ください。
21.ウォルトディズニー
22.Netflix
23.Bank of America
アメリカ銀行(Bank of America Corporation)
24.インテル
25.コカコーラ
26.メルク
27.AT&T
28.ファイザー
29.コムキャスト
30.ペプシコ
S&P500投資信託を買うということは、このような企業の株主になるということです。もちろん配当も金額に相当する分の投資信託として、あるいは実際に配当として支給されます。嬉しいですね。
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次回は31~40位を取り上げます。
41~50位の企業が気になる方はこちらから。
1~10位の企業が気になる方はこちらから。
11~20位の企業が気になる方はこちらから。
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時価総額21~30位企業配当
(投資は自己責任で)
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