時価総額41~50位企業配当

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楽々毎日百円投資術!

こんにちは!

ug(ゆーじ)です。

長期保有において重要な、配当についても考えてみましょう。

「老後資金の投資先としてアメリカ高配当株をお教えしますよ」

というネット広告をよく見かけます。

アメリカ株は年4回配当という企業が多く、老後資金を得られる資産株として保有するアメリカ人が多いのは本当です。ですが自分で調べた方が経済全体の勉強になります。もちろん資産を増やす手助けにもなります。ぜひご自身でお調べくださいね。(^^)

前回は時価総額37位のエクソンモービルについて考えてみました。8%を超える配当利回りは魅力ですが、気を付ける点もあることをお伝え出来たと思います。

今回は41~50位です。

尚、配当額は2020年現在、株価は2020年11月27日終値に統一しております。

41~50位では44位のT-Mobile USを除いて全ての企業が配当を出しています。T-Mobile USは19位Verizon Communications、27位AT&Tに続くアメリカの携帯通信企業です。3社の中で一番安く通信回線を提供しているので、株主よりはサービス利用者への割安提供、そして5Gシステムへの設備投資にお金を使っているのでしょう。それもまた経営的にありだと思います。

さて、41位のシェブロンが5%超と、この中で一番高い利回りですね。では前回同様、配当原資となる一株利益を見てみましょう。2020年は-6ドル40.76セントです。2020年に限って言えば、この企業は赤字なので配当は完全に持ち出しですね。気になるのはシェブロンが今後も配当を出し続けられるのかどうかという点です。ここ数年の利益と配当についてみてみましょう。

  • 2017年12月期 配当 4ドル32セント 純利益 約92億ドル
  • 2018年12月期 配当 3ドル23セント 純利益 約148億ドル
  • 2019年12月期 配当 4ドル76セント 純利益 約29億ドル
  • 2020年12月期 配当 5ドル16セント 純損失 約‐42億ドル

原油価格が大きく下落した2020年については、エクソンモービルと同じく赤字ですね。今後、石油という燃料としても原料としても扱いやすい物質について人類がどう考えていくのかが重要です。

石油企業業界において石油や天然ガスを採掘、精製するまでを川上、製品として利用販売することを川下と表現します。シェブロンはこの業界において川上としても川下としても強い企業であると言われています。日本人にとってシェブロンと言えば車のエンジンオイルの会社として認識されていることからも川下で強いことがわかります。その意味で、原油価格が異常な動きを示さない限りは、今後もある程度の利益を生み出していけるのではないかと個人的には考えています。尚、2021年の純利益予想は約43億ドルとなり、業績は劇的回復となります。予想通りの純利益であれば配当は現状維持となりそうですね。以下、前記事でエクソンモービルについて考える時に書いたことと同じことを書かせていただきます。

2020年春に原油価格が一時的にマイナスをつけたように現在石油メジャーは厳しい環境に置かれていますシェブロンの単年度赤字もこれに起因しております。世界人類が再生可能でクリーンと称するエネルギーを石油より人類によって良い物と考えていることが原油価格下落の一因です。これが本当なのかどうかをこれからの投資家は考えていく必要があるのです。クリーンエネルギーには水力、太陽光、風力などがありますが、水力を除いて安定的に供給できる発電方法はありません。そして水力では現在世界が必要としている電力を賄うことはできそうにありませんね。そこで出てくるのが原子力発電です。現在のところ再生可能エネルギーやクリーンエネルギーで安定的は電力を生み出すには、原子力で一定の電力を発電する必要があることが判っています。

現在、石油を中心とする化石燃料で発電する時に、空気を汚す物質はほとんど出なくなりました。これは日本を含めた化学系企業の技術革新が大きく貢献しています。発電時に出るのはほぼ二酸化炭素のみ、そして、二酸化炭素は植物によって炭水化物に固定される。つまり70億人という人口を飢えさせないためには二酸化炭素をある程度発生させる必要があるとも言えます。対して、再生可能エネルギーには、火力発電以上の面積が必要になり、酸素を供給してくれる森林を減らす必要も出てきそうです。安定供給のために原子力の利用も考えなければなりません。当然ですが、放射性廃棄物の処理が問題になってくるでしょう。果たして化石燃料による発電より再生可能エネルギーの方が本当に環境に与える負荷が少ないのかどうか、もう一度検証する必要を感じるのは私だけでしょうか。もし石油の方が環境負担が少ないとなれば石油メジャーの復権となります。そうなると例え割合は少なくても、ある程度石油エネルギー系企業への投資も考えたくなるのは私だけではないでしょう。2021年以降の利益再上昇が楽しみですね。

さて、今回米国株式指標S&P500、時価総額1~50位企業の配当を調べてみました。5回の連載の中で、

配当利回り

単年度で何を見るのか

複数年度で何を考えるのか

そして、業界がどんな状況にあるのか

そこから見える世界の方向性について考えていけることができました。投資というものを通して考察できる良いサンプルになったのではないでしょうか。

※時価総額の順位はその時々の株価により変化します。

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参考までに各企業を取り上げた記事へのリンクを貼っておきます。気になる企業がありましたらご覧ください。そして、株を実際に買う前に今回の記事でしているような考察をすることが希望の利回りを得られる企業を見つける上において重要です。

41.シェブロン

日本では自動車用オイル供給元として有名なシェブロン

42.アムジェン

世界最大の独立系バイオテクノロジー「アムジェン」

43.Broadcom

世界はS&P500トップ企業が動かしている?ブロードコム

44.T-Mobile US

アメリカ3大携帯キャリア、T-モバイルUS

45.ダナハー

「カイゼン」で生命科学に取り組むダナハー

46.メドトロニック

メドトロニックーきっかけは停電

47.ユナイテッドパーセルサービス

国際貨物運送会社ユナイテッド・パーセル・サービス

48.イーライリリー

奇跡をくださいーイーライリリー・アンド・カンパニー

49.NextEra Energy

再生可能と称するエネルギー100%発電を目指すネクステラ・エナジー

50.クアルコム

アメリカ5G一番乗りのクアルコム

S&P500投資信託を買うということは、このような企業の株主になるということです。もちろん配当も金額に相当する分の投資信託として、あるいは実際に配当として支給されます。嬉しいですね。そして、S&P500採用企業という世界のトップをひた走る企業を知ることで世界を知ることができる楽しさに皆さんも触れていただければ幸いです。

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次回は配当目的で株を買う時の注意点についてお話しします。

配当狙いで守るべき3つの心得

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