世界最大の独立系バイオテクノロジー「アムジェン」

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こんにちは!

ug(ゆーじ)です。

今回は米国株式指標S&P500、時価総額第42位のアムジェンを取り上げます。世界最大の独立バイオテクノロジー企業です。本社はアメリカ合衆国リフォルニア州ロサンゼルス郊外のサウザンドオークスにあります。また医療系です。上位50位中なんと9社が医療系です。世相を反映していますね。投資家が医療は儲かると思って投資する。それは人々が医療にお金をかけるから。アメリカの株式市場の事を学ぶとアメリカの事がわかるようになります。世界の株式市場の事を学ぶと世界の事もわかるようになるでしょう。

※時価総額の順位はその時々の株価により変化します。

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アムジェンinc(Amgen inc)

株価223.46ドル(2020年10月27日20:00)

時価総額:約1,309億ドル

1980年に設立。当時は3人で作った会社でした。現在は世界で2万人が働いています。

社名は「Applied Molecular Genetic(分子遺伝学を適用された)」という言葉から作られました。社名は会社がやろうとしていること、目指すものが表現されていることが多いので注目すると良いでしょう。遺伝子組換え技術や分子生物学的技術を使って医薬品を開発販売する企業です。

この企業の取り組みはとてもシンプルです。優秀な科学者を集めて研究に必要なものを提供すれば科学は進歩するというものです。そもそも設立時から、周囲に優秀な大学がある地域に本拠を置くことで人材確保に力を入れています。

この企業の名前と価値を高める発明は1983年に世に出ました。赤血球の生産に関わるエリスロポエチン遺伝子を検出し、クローン技術で増殖させることに成功しました。この発明は後に貧血・未熟児貧血用バイオ医薬品であるエポエチンアルファ(世界で最も成功しているバイオ医薬品の一つ)に繋がっています。

日本でも医薬品を販売しており、骨、循環器、神経疾患、がんなどに使われる医薬品を始め、広い範囲を扱っています。日本では合弁会社を二度ほど設立したりしており、儲からないとなればすぐ引き、状況が変わればまた乗り出してくるなど、期を見ることに優れた企業としての面が垣間見られます。

私個人として、バイオテクノロジーでないと治療できない難病治療に貢献してくれるのではないかと期待をもって見守りたい企業の一つです。資産増加も大事ですが、医療の進歩を願いたい。

S&P500投資信託を買付するということはアムジェンの株主になるということです。

参照

世界第二位のバイオ製薬企業ギリアド・サイエンシズ

78位ギリアドは知らなくても皆が知っているタミフル

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次回はITセキュリティ大手シマンテック法人セキュリティ部門を買ってしまった会社です。

世界はS&P500トップ企業が動かしている?ブロードコム

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