神は時間に宿る―下

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楽々毎日百円投資術!

こんにちは!

ug(ゆーじ)です。

当ブログやその他の投資本を読んだ影響で、2020年に17歳になる息子が楽々毎日投資術を始めると連絡してきました。彼は1日5百円、1か月1万円程度から始めると言っております。せっかくなので、今から始めるとどのように資産が増えていくのか計算してみました。現在2020年3月です。今年7月の誕生日までに4万円投資、来年の7月までに16万円の投資額となります。そこから1年6%の複利運用が始まるとして計算してみました。

18歳までに16万円投資をし、そこから複利運用開始となりますので、18歳の終わりには総額169,600円、9600円の利子が付きます。

20歳で426,976円

25歳、1,119,211円、ここで百万円を超えます。

30歳、2,174,208円、25歳から5年しか経っていませんが、資産は百万円以上増えています。25歳から30歳までの間に投資した金額は60万円ですから、40万円以上の運用益があったことになります。

34歳、3,269,842円になります。今回は4年で百万増額となりました。この間の投資金額は48万円です。

37歳、4,276,466円と、3年で更に百万円増えました。この間の投資金額は36万円です。

39歳、5,052,237円、2年で百万円増えました。この間の投資金額は24万円です。

49歳、10,629,484円、ついに1千万円を超えてきました。39歳からここまでの投資金額は120万円。運用益で380万円以上増えたことになります。

59歳、20,617,482円。ついに2千万円に到達しました。2019年、日本は老後資金として、年金以外に2千万円必要との試算が政府に提出されて大騒ぎになりました。私自身は非常によくできたレポートだと感じたものですが、レポートの中から2千万円という金額だけが1人歩きしてしまい、老後対策を何もしていない日本人が多くいるということが露呈してしまいました。

ここまでで書いたように17歳から毎日5百円、年率6%複利で運用出来れば60歳前に老後資金対策ができてしまうことがわかります。5百円という金額は、当分の間、これまでにもらったお年玉などを宛てていくことになりますが、社会人になれば、更なる積み増しが可能でしょう。17歳で資産運用を始めた時点で、息子の老後は、かなりの確率で余裕ある生活になることがわかります。尚、現在年金支給年齢とされている65歳で見てみますと、3千万円に到達。この位あれば、ほとんど何の心配も無く生活できるのではないでしょうか。実際にこの間に投資した金額は48年と4か月で580万円。実に2千4百万円もの運用益がもたらされたことになります。もちろん、ここで挙げた数字は想定したものであり、これだけの利益が確実に上がると約束できるものではありません。ただ、S&P500は数十年に渡って、年率6%以上の成績を残しているのも事実です。

長い期間の投資中に、インフレーションが起こったりと思い通りにならないこともあるでしょう。ただし、インフレーションが起これば、必然的に所得も上がり、運用に回せる金額も増えることになります。中央銀行が銀行に貸し出す際の利息となる公定歩合も上がり、6%以上の運用益になることも十分に考えられます。それに現金はインフレーションにより価値が下落しますが、「株式」つまり会社という「もの」は、インフレーションに連れて価値を上げていきます。

最初に580万円投資した方が儲かるのでは?

確かにこのプランは、最初から580万円全て投資して運用し続けることに比べると、資産の増加は少ないかもしれません。しかし、一括して580万円というそれなりに大きな金額を投資につぎ込むのは勇気がいるとともにリスクもともないます。ある時期の内で最も価格の高い時に投資を始めてしまい、その後、市場が凹んで投資信託口数を増やすチャンスの時に手が出せない可能性もあります。それに、果たして580万円一括投資をできる人が世の中に何%いらっしゃるでしょうか?

投資とは別の面から見てみましょう。1日当り5百円のお金を投資に回すということは、その分お金を使わないということでもあります。若いうちから収入の一部を使わない習慣が自然と出来るので、無駄使いが減ります。親からもらった580万円を投資につぎ込むのに比べて、節約する習慣を身に着ける手段にもなります。節約家になれれば、少々のインフレーションに負けない家庭を築く上でも利点があると言えると思います。

最後にもう一つだけ言わせていただきます。毎日500円の投資をやらないとおっしゃる方の内何割の方が、65歳までにこのプランの原資である580万円以上の流動資産(現金に換金しやすい資産)を準備出来るでしょうか?結構難しいのではないかと私は思います。以上のことから、私なら毎日少額定額投資を選びます。

話が逸れましたので、元に戻します。ここまで述べてきたように、時間が経つに連れ運用益が増えていくのがわかりますね。鶏が卵を産み、その卵から雛が生まれ、やがて鶏になり卵を生み出す。もちろん最初に卵を産んだ鶏も卵を産み続けます。時間を有効活用することで、資産は驚くべきスピードで増えていくことがご理解いただけたことと思います。生命が生命を産むがごとき資産の拡大、まるで命を生み出す神様の仕事みたいですね。

ゼロという数字を最初に発明したのはインドの人々だと言われております。インドにはヒンドゥー教徒が大勢います。ヒンドゥー教の代表的な三神の内、ブラフマーは誕生を司ります。ヴィシュヌは維持、そして、シヴァが破壊をそれぞれ司るとされております。誕生、維持、破壊。生命が生まれて、生活して(維持して)、死んでいく(破壊)。これらの神はまさに時間を現していることがわかります。時間は全ての人に対して公平であり、私たちは時間を無視して生き続けることはできません。それでも資産の運用について言えば、私たちは時間を有利に使うことができます(複利システムの有効利用)。

皆さんも、時間という神を味方につけて、大いに資産を増やして行きましょう。これからの人生で最も時間が残されているのはいつでしょう?それは今です。たった今から資産運用に向けて行動を始めること、それが神の力を味方につける最も簡単な方法ですよね。

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「神は時間に宿る」をはじめから読みたい方は以下から。

神は時間に宿る―上

そして続きがこちら、複利運用について。

神は時間に宿る―中

次回は少額投資の意味するところをお話しします。

何故、少額投資?

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