投資信託選び方3(松井証券編)

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こんにちは!

ug(ゆーじ)です。

今回は「投資信託選び方2」で挙げた二つの投資信託が、どのような会社・地域に投資しているかをみていきます。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(2020年4月3日現在)

組み入れ上位銘柄

  • Apple                        4.70%
  • Microsoft                   4.60%
  • Amazon                    2.70%(メタ プラットフォームズ)
  • Facebook                 1.80%
  • Berkshire Hathaway 1.60%
  • Alphabet ClA            1.50%
  • Alphabet ClC            1.50%
  • JP Morgan                1.50%
  • Johnson&Johnson    1.40%
  • Visa                      1.20%

全て米国企業です。S&P500は企業の時価総額を基にして計算する指数ですので、必然的に大きな企業から順に組み入れ比率が高くなります。各企業については、「S&P500を投資信託で買うってどういうこと2」以降の数記事で説明したのでそちらを参照ください。

マイクロソフトーS&P500を投資信託で買うってどういうこと?その2

ご存じwindows

アップルーS&P500を投資信託で買うってどういうこと?その3

企業価値1兆ドル

アマゾン、アルファベット、そしてFacebook(メタ プラットフォームズ)

時代の申し子達、否、彼らが時代を築いた

投資の神様

ご存じウォーレン・バフェット氏

7位から10位の企業、まとめ

生活密着企業群

米国だけに偏ることを嫌がる方もいらっしゃいますが、上記企業のほとんどが、日本を含んだ世界中に支社を持っていることはご存じでしょう。S&P500を買うということは、つまるところ世界全体に投資するのとそれほど違いはないとugは考えます。S&P500を資産構築の第一として考えるのは他に二つほど理由があります。一つは、それまでだれも思いつかないような革新的な企業はほとんどがアメリカで誕生しており、未来の繁栄に直結している有利な投資先であること。もう一つは、株主還元の習慣が根付いているため、利益追求の徹底により、より有利な地域への進出・リスクのある地域からの撤退、どちらの行動についても、驚くほど対応が早いことを挙げたいと思います。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(2020年4月3日現在)

組み入れ上位銘柄

  • Apple               2.80%
  • Microsoft            2.40%
  • Amazon             1.50%
  • Facebook           1.00%
  • Alphabet ClA       0.90%
  • Johnson&Johnson 0.80%
  • Visa                        0.70%
  • Alibaba                   0.70%

国別投資割合をみてみます。

  • 米国       55.0%
  • その他の国・地域  17.1%
  • 日本       7.0%
  • 英国       4.5%
  • フランス     3.1%
  • カナダ      2.9%
  • スイス      2.7%
  • ドイツ      2.4%
  • ケイマン諸島   2.2%
  • オーストラリア  1.9%

ここまでで、98.6%、世界の金融資産が上位わずか10カ国を少し超える程度の限られた地域に集中して投資されることが良くわかります。ここで言うその他の国・地域は主に中国・台湾を指します。つまり、新興国株式投資という場合、その多くが中国・台湾に投資されていると考えるとわかりやすいと思います。組み入れ銘柄でみると上位銘柄についてはほとんどS&P500と同じような構成になっております。際立った違いとしては「Alibaba」の株が入っている事。新興国株の代表銘柄が「Alibaba」であることがわかります。

米国企業以外で世界トップクラスの時価総額を誇る企業に投資できる醍醐味が、オールカントリーや全世界を謳う投資信託にはあります。他はいわゆる主要先進国とタックスヘイブンであるケイマン諸島で構成されています。税金がかからないケイマン諸島には世界のトップ企業が本社を置いていることがままあるので、このような構成になります。オールカントリーとは名ばかりと言えばそうなのですが、紛争リスクのある地域が入っていないのは、安心感につながりますね。

このように各投資信託の投資先をみて、将来伸びていくと感じる企業や、自分の好きな国が入っているかどうかを見ていくだけでも、投資信託選びが楽しくなるでしょう。愛着が湧けば長期保有につながり、結果として資産増加が約束されるようなものです。投資信託の選び方として、ぜひ参考にしていただければと存じます。

以上で投資信託選び方3(松井証券編)を終わります。

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次回からはインデックス投資信託とアクティブ投資信託の違いについて説明します。

インデックスとアクティブどう違うの?1

今回の記事「投資信託の選び方」を頭から読みたい方はこちら。

投資信託選び方1(松井証券編)

and

投資信託選び方2(松井証券編)

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