楽々毎日百円投資術!
こんにちは!
ug(ゆーじ)です。
今回は、残り10%の投資先となっている「SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF」を見てみましょう。このETFが実際にどの国のどんな会社に投資しているのかは目論見書には書いてないのですよね。でも詳細を調べるのはそれほど大変ではないのですよ。(^^)今後皆さんが何かの投資信託について調べる際の参考になるように、どのような手順で何を見るのか記事にしてみますね。(^^)
まずこのETFをネットで検索します。そうすると、投資家向けのETF情報が現れます。改めて言いますが、エマージングマーケッツとは新興国市場ということです。新興国って具体的にどこなのでしょうか?
投資先国と投資比率を見ましょう。
- 中国 39.38%
- 台湾 14.18%
- インド 11.01%
- ブラジル 6.71%
- 南アフリカ 4.51%
- ロシア 3.83%
- サウジアラビア 2.81%
- タイ 2.46%
- メキシコ 2.41%
- インドネシア 2.21%
- マレーシア 2.14%
- フィリピン 1.08%
- ポーランド 0.80%
- チリ 0.78%
- トルコ 0.71%
- カタール 0.69%
- ハンガリー 0.56%
- ペルー 0.55%
- アラブ首長国連邦 0.54%
- 香港 0.51%
- クエート 0.43%
- コロンビア 0.42%
- エジプト 0.35%
- 米国 0.26%
- チェコ 0.23%
- ギリシャ 0.23%
- シンガポール 0.10%
- 英国 0.09%
- キプロス 0.02%
- オランダ 0.02%
合計100%(全30か国)
全世界株式投資信託に占めるこのETFの比率は10%です。ということは39.38%となっている中国ですら、投資信託全体の中での投資比率は3.93%ということになります。
以下、同じように全体の中での投資比率を列記します。
台湾 1.41%
インド 1.10%
以下、少ないので省略します。尚、なぜか先進国であるアメリカ、英国も出てきます。この数字から、投資信託全体としての国別直接投資比率を列挙します。
- アメリカ 55.026%
- 先進国 35%
- 中国 3.93%
- 台湾 1.41%
- インド 1.10%
その他は極めて小さな値なので省略します。この割合に
で述べた間接的投資を含めると、私の計算では
アメリカ 約7割
という計算になります(あくまでug独自計算です)。
最後に投資信託の手数料を比べてみましょう。
アメリカ株式指標S&P500一本鎗の「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」
信託報酬(税国)/年0.0938%程度
同じく「全世界株式インデックス・ファンド」
信託報酬(税込)/年0.1102%程度
いろいろな国に投資しているから仕方がないとは言え、ほんのわずかですが全世界の方が高いですね。
全世界という名前を付けていながら投資している国の数はせいぜい40数か国です。その中には財政破綻しかけた国も含まれてしまいます。全世界に投資するということは、経済成長率重視、リスク・費用軽視の投資先選択と言う面もありそうです。
投資の世界では常識となっていますが、ここ数十年のアメリカ経済の成長とアメリカ株式市場の成長を比べると株式市場の成長の方が圧倒的に拡大比率が高いのです。ということは、たとえ今後アメリカ経済の成長率が2%だとしても株式市場はそれより大きな伸びをしていく可能性が高いということになりますね。それについては以下の記事詳しく書いておりますのでよろしければご一読ください。
全世界株式投資という名の投資信託を選ぶ際は経済成長率にかけるつもりで実行に移されることをお勧めします。ugも第二、三番目の投資先として、これからも注視していきたいと思います。
以上、ugがS&P500への投資を全世界投資よりお薦めする理由の詳細でした。
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この記事を読み直したい方は下記へ
実際の経済規模以上にアメリカが投資先
先進国株式の投資先割合
次回、アメリカ株式指標S&P500について話します。
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全世界は全世界ではない!その3
(投資は自己責任で)
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