全世界は全世界ではない!その2

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こんにちは!

ug(ゆーじ)です。

前回の記事で全世界に投資するとしている投資信託の内容を掘り下げ、資金の内の55%がアメリカ、35%が先進国に投資されていることを学びました。そして、発展途上国は一切無視されていることも。これって全世界なの?

現在の世界株価時価総額でみると全世界の40%がアメリカです。ということは、本来全世界投資と銘打っている以上、アメリカの割合は40%程度だろうと思いますよね。ところが全世界投資と宣伝しているこの投資信託の実際の投資額としては、40%を大きく超える55%がアメリカ向けであることがこの程度の調査でわかります。更に、先進企業と言われる大きな会社ほどアメリカとの関りが大きいのです。例えば日本一大きな株式会社であるトヨタ自動車。トヨタ自動車のホームページで2019年、主要地域・国別生産の数値を見てみます。全ての国を列記すると大変な情報量になるのでごく一部の数値のみご紹介します。

  • 日本   3,415,864
  • アメリカ 1,194,824
  • カナダ   467,998
  • ブラジル  187,866
  • イギリス  147,802
  • フランス  224,073
  • タイ    570,852
  • 中国    1,404,305

日本の数値から類推するに、生産台数を現したものだと思われます。トヨタ自動車のホームページはなぜか単位が書いてなかったりします。「この数字は何の数字?」と推理しながら見られるのが推理小説大好き人間の私としては嬉しい限りです。トータル26か国で車の生産をしおり、日本を除くと中国とアメリカでの生産台数がとても多いですね。ここから考えるに、「トヨタ自動車の株を買う」ということは「アメリカや中国にも投資する」ということになりそうです。

さて、35%を占めるETFで行われる「先進国株投資」は当然日本にも向けられ、日本の株を買付ける以上その中にトヨタ自動車は必ず入ります。2020年現在日本で最も時価総額の大きい会社がトヨタですから、入るだけでなく、全体に占める割合も大きいです。2020年現在、世界株価時価総額に占める日本の割合はアメリカ、中国に続いて第3位、約7%です。先進国株式投資となると必然的に日本の割合が大きくなり、その中でもトヨタの比重が高くなります。そして、トヨタの利益の何割かはアメリカ由来である。そして、他の先進国も同様なのです。ということは、先進国投資(アメリカ除く)となっていても直接投資ではないだけで、実際はその内の何割かはアメリカ由来の利益に対して投資しているということになりますね。

長くなったので今回はここまでです。

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全世界は全世界ではない!その1

次回、「全世界は全世界ではない!その3」

全世界は全世界ではない!その3

新興国向け投資「SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF」を分析します。

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