楽々毎日百円投資術

2020年上半期、私が所有する日本企業株配当が出そろいました。未曽有の不景気で配当が減額になった企業も多くあります。さて、今回得た配当の合計は12,150円です。たいして株を買っていないので配当もたいしたことがありません。

投資信託を毎日定額で少しずつ買うとなぜ平均より配当利回りが良くなるのかについて考えます。私が毎日百円ずつ購入しているSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドを例にとって考えてみましょう。

参考までにS&P500採用企業の配当について改めてみてみましょう。ここまで調べてきた上位50社の株を全社同じ株数だけ購入した場合、2020年の配当利回りは約1.91%となります。そして全500社では約1.59%です。

「配当目当てでJT株買ったけど、一年分の配当より下げて意味ないから売る！」以前ツイッターで呟かれた言葉です。皆さんどう思われますか？大多数のフォロワーが売れ売れ！と言ってましたね。世の中他人の損が嬉しい人が多いようです。

41位のシェブロンが5%超と、この中で一番高い利回りですね。では昨日と同じで、配当原資となる一株利益を見てみましょう。2020年は-6ドル40.76セントです。2020年に限って言えば、この企業は赤字なので配当は完全に持ち出しですね。

37位のエクソンモービル、8%を超える配当利回りの高さに驚きますよね。一株当たりの配当が3ドル48セントです。配当支払いの原資となる一株利益はどうでしょうか。表にはありませんが0ドル60.43セントです。（2020年実績）

26位メルクの一株配当は2ドル60セント、利回りは3%強。原資となる一株利益は4ドル54.66セントです。配当が利益の約57%と利益に占める配当性向は高いものの、研究費や企業拡大の投資資金も確保できそうな安心感があります。

1～10位に比べると配当を出す企業が多いようです。14位のJPモルガンは銀行です。年間にすると配当利回りは2.9%を超えます。2020年現在の超低金利時期ですと、JPモルガンに定期預金でお金を預けるよりも株を買った方が金利が高そうです。

S&P500時価総額上位企業の配当を見てみましょう。「老後資金の投資先としてアメリカ株高配当株をお教えしますよ」というネット広告をよく見かけます。高い授業料払って教わるのではなく、その位自分で調べた方が良いです。お手伝いさせていただきます。

社名であるQualcommの最後にmが二つあるのは何故だろうと調べました。Quality（品質）とCommunications（伝達）を併せた造語だそうです。社名は会社が目指す言葉が含まれていることが多いので、企業にとってとても重要です。