楽々毎日百円投資術!
こんにちは!
ug(ゆーじ)です。
前回記事
今回は前回記事でご紹介したSBI・V・全世界株式インデックス・ファンドが先行する投資信託と比べていったいどうなのか、比較してみます。指標、運用方法、信託報酬などを見比べると、あれ?と気が付くことと思います。(^^)
始めに新商品のおさらいです。
SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
基準価額10,000円(2022年1月31日から始まります)
純資産0億円(運用開始前につき) 設定日2022年1月 設定来運用益0%(運用開始前につき) 信託報酬0.1438%/年程度
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資成果を目標として運用を行います。指数の対象は先進国、新興国など47カ国に上ります。バンガード・トータル・ワールド・ストックETFを買付けることで運用されます。
次に既に販売させている全世界・オールカントリー投資信託を代表する3つの商品をご紹介します。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))
基準価額16,599円(2021年12月28日現在)
純資産1,505億円 設定日2017年12月 設定来運用益60.14%(2021年11月30日時点) 信託報酬0.212%/年程度
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資成果を目標として運用を行います。指数の対象は先進国、新興国など47カ国に上ります。主にバンガード・トータル・ワールド・ストックETFを買付けることで運用されます。
三菱UFJ国際-eMAXIS SLIM 全世界株式(オールカントリー)
基準価額16,954円(2021年12月28日現在)
純資産3,963億円 設定日2018年10月 設定来運用益63.66%(2021年11月30日時点)信託報酬0.1144%/年以内
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果をめざして運用を行います。外国株式インデックスマザーファンド、新興国株式インデックスマザーファンド、日本株式インデックスマザーファンド計3種類の投資信託を買付けることで運用されます。
指標の対象は先進国23カ国、新興国26カ国、計49カ国です。
SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))
基準価額16,076円(2021年12月28日現在)
純資産473億円 設定日2017年12月 設定来運用益55.22%(2021年11月30日時点) 信託報酬0.1102%/年以内
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資成果を目標として運用を行います。指数の対象は先進国、新興国など47カ国に上ります。バンガード・トータル・ストック・マーケットETF55%、SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF 35%、SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF10%を買付けることで運用されます。
新商品と既に販売されている商品を一つずつ比べてみましょう。
先ず、楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、同じETFを主な投資先としているので、ほぼ同じ商品と言えるでしょう。信託報酬はSBI新商品の0.1438%/年程度に対して、楽天は0.212%/年程度と1.5倍近い年間手数料をとられることになります。これはどう考えてもSBI新商品に軍配が上がりますね。
次に三菱UFJ国際-eMAXIS SLIM 全世界株式(オールカントリー)についてです。目指す指標がMSCIとなり、FTSEを指標とする新商品と異なります。投資対象国も47か国・49か国と若干の違いがあります。これは単純に比較することが難しいですが、三菱UFJ国際のeMAXIS SLIM が設定来リターン63.66%と実績を残していますし、信託報酬がeMAXIS SLIM 0.1144%/年以内に比べてSBI新商品0.1438%/年程の手数料がやや高いので、やや三菱UFJ国際に軍配が上がる気がします。
そして、なんとSBIには、全世界投資を謳う自社商品が既に存在しており、それがSBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))です。
目指す指標が新商品と全く同じFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスです。
雪だるまの運用先
- バンガード・トータル・ストック・マーケットETF55%
- SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF 35%
- SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF10%
新商品運用先
- ヴァンガード トータル ワールド ストックETF
違いがありはしますが、目指す指標が同じなので結果もそれほど変わらない可能性が考えられます。そうなると、気になるのは手数料です。
信託報酬は雪だるまが0.1102%/年以内、新商品が0.1438%/年程度と、新商品が雪だるまの1.3倍程度の年間手数料ということになります。やや雪だるま押しと言わざるを得ません。
これは悩ましいですね。実は新商品の信託報酬は、日本で売られている全投資信託の中で、かなり安いものです。しかし、既に自社で販売している商品と比べてはっきりとした優位性があるかと言えば…。純資産5,000億円以上というVシリーズ人気に乗っかって出す新商品と思われますが、ug個人としては既存の
- 三菱UFJ国際-eMAXIS SLIM 全世界株式(オールカントリー)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))
推しとなってしまいます。皆様ならどのようにお考えになりますか?
次回はS&P500ランキング100位内企業
21夏S&P500第69位アメリカン タワー REIT(AMT) 特殊 REIT
を取り上げます。
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SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド降臨!?下
(投資は自己責任で)
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