65位ウェルズ・ファーゴ最初は駅馬車だった銀行

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こんにちは!

ug(ゆーじ)です。

S&P500に採用されている銀行の中で時価総額4位の銀行がウェルズ・ファーゴです。銀行持株会社となります。

1850年創業時の名前はアメリカン・エキスプレス。かの有名なクレジットカード会社アメックスも最初は駅馬車業からだったのですね。アメリカ大陸横断、そして全米に交通網が敷かれる時代であり、同社もその一助となりました。駅馬車業に続いて1852年には金融業を始め、現在の名前となりました。銀行間で数字のやり取りをするだけで済んでしまう現在では考えられませんが、19世紀半ば当時は何か買うとなれば実際に紙幣や通貨を買い手から売り手に移動しなければなりませんでした。そのため、駅馬車には大金が積み込まれ、停車場には銀行・貸金業・貸金庫が必要だったのです。西部劇映画で駅馬車を無法者たちが襲うのはそういう理由があったのですね。1918年には運送業を売却して純粋な金融業者となります。自身の発展を展示しているウェルズ・ファーゴ歴史博物館を全米に9館も運営する歴史ある企業です。本社はアメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコにあります。

※時価総額の順位はその時々の株価により変化します。

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ウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo & Company)

株価:33.24ドル(2021年1月11日20:04)

時価総額:約1,374億ドル

近年の売上高を見てみましょう。

2017年12月期 約589億ドル

2018年12月期 約646億ドル

2019年12月期 約661億ドル

2020年12月期 約725億ドル(予想)

2021年12月期 約712億ドル(予想)

一株利益0ドル37.15セント、一株配当は0ドル40セント、配当利回りは約1.20%です。配当性向は約107.7%です。今回は利益以上の持ち出しが見られました。自己資本比率は10.02%です。一般的な企業としては低い数字ですが、銀行業としては充分です。扱っているサービスは商業銀行、投資銀行、住宅・自動車ローン、設備リース、消費者・農業・不動産向け金融、証券仲介、保険代理、信託業務、資産運用、債券回収など。銀行業と証券業を併せた総合金融業です。2017年当時の資料に因ると、全米で最も支店の多い銀行です。投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイが株式を保有する企業の中でも、同社は重要な位置を占めています。

ウェルズ・ファーゴは全米4位の銀行でありながら投資部門においては全米9位でした。2021年初、米国内シェアの大きい商業銀行業務並みに、投資銀行業務においてもシェアを伸ばしていくとの宣言をしました。

S&P500投資信託を買付けるという事はウェルズ・ファーゴの株主になるということです。同社の株主という肩書において投資の神様と一緒なのですね。

参考

ウォーレン・バフェット氏―神様の影響力

2021年同時期の順位と売り上げ

21夏S&P500第44位ウェルズ ファーゴ(WFC)

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