楽々毎日百円投資術!
こんにちは!
ug(ゆーじ)です。
今回は投資の世界でよく耳にする債券についてご説明します。債券とは国や企業が投資家からお金を借りる時に発行する有価証券のことです。決められた期限が来るとお金に換金できるもので、お金を貸す以上利子がつきます。ヨーロッパでは昔からあるもので、売買する市場もあります。なぜ売買の必要があるのでしょうか?期限まで待てなくてすぐお金に換えたい人、価値がなくなったと考えて売り払いたい人、価値があると考えて買いたい人がいるからですね。
期限まで待てないなら貸さなければ良いのでは?
その通りです。ですが、債券は戦費調達などを理由に昔から存在し続けています。よその国と戦うのにお金がいる。「貸してくれ!」となれば、その国の国民意識として債券を買って国を応援したくなるものなのですね。世界を支配しているとか、陰謀論などで有名なロスチャイルド家は、フランスのナポレオン時代に「ワーテルローの戦い」の結果をいち早く知ることで、イギリス国債で大儲けしました。もちろん今では全世界の人間がほぼ同時にニュースを知ることができるのでそんな大儲けはできませんが、それでも投資先として根強い人気があるのも事実です。
日本にいると一番耳にするのが日本国債ですね。2020年4月現在、10年物国債の利回りが-0.004%。国債を買うと損をするという異常な状態にもう数年に渡っておかれています。困ったものですね。さすがに日本のようにマイナスの国は少ないですが、ヨーロッパではそれに近いような国もあります。いわば先進国病ともいえるのかもしれませんね。2020年2月から始まった株式市場暴落対策で、米国も国債金利を限界近くまで下げました。今後数年は国債による資産運用は不人気になるかもしれませんね。
では債券を買っても元金が増えないか減るだけで、利益など出ないのではないか?
実はそうとも言えません。例えば、米国債を1万ドル買った(2020年4月5日現在1ドル108円前後)。その後日本円が米国ドルに対して価値を下げ、1ドル150円になった時に満期が来たとしましょう。そうすると、米国債満期に受け取る米ドルは投資開始時と変わらない1万ドル程度だとしても、日本円に換金すると150万円受け取れることになります。よその国の債券や株式を買う時は、このように為替の推移に注意する必要があります。為替を見ないでそのものの価格だけで利潤を考えてしまうと、儲かったつもりが思わぬ損をすることもあります。くれぐれも注意してくださいね。
話を戻します。ネット証券のホームページを見ると債券のページがあります。試しにSBI証券のホームページで見てみましょう。せっかく為替に話が出たので外貨建債券を例にとります。
利回りの低い債券
米ドル 米国国債(ストリップス債)
参考単価99.52ドル 参考利回り(税引き前)0.104% 償還2024/11/15
とあります。
「0.104%程度しか増えませんよ」ということです。
利回りの高い債券
トルコリラ 欧州復興開発銀行
参考単価83.94 参考利回り(税引き前)14.220% 償還2021/8/2
四年たって2024年11月までの長い期限でもたいして増えない米国国債
対して、2021年8月と、あっという間に期限が来てしまう、その上、トルコリラにして14%も利子が付く欧州復興開発銀行の債券。皆さんならどちらを買いますか。
利回り14%ならトルコリラでしょうと考えたあなた、財産減らす可能性が高いですよ。
トルコは政情不安他国内に問題山積、ドルに対しても円に対してもどんどん通貨価値を切り下げています。10万円年14%の利回りでお金を貸して、1年経って帰ってきたお金は10万円どころか9万円だったということが起こりえるのが怖いところです。もちろん、先進国相手であれば、通貨価値が切り下がりっぱなしということはなく、円が安くなるのを待てば良いので安心してくださいね。
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債券について簡単に学んだところで、債券投資信託について説明したいのですが、長くなったので次回にします。
債券投資型投資信託について
債券投資型投資信託詳細
債券投資型投資信託の比較と位置づけ
債券1
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