91位ラム・リサーチ(2021年4月16日時点)

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こんにちは!

ug(ゆーじ)です。

米国株式指標S&P500時価総額第91位はラム・リサーチです。産業の米が半導体であるならば、半導体製造工場は田んぼ。半導体製造装置メーカーであるラム・リサーチは差し詰め、トラクターやコンバインの会社と言ったところでしょうか。半導体製造装置の進化無くして半導体の進化も有り得ません。半導体の製造工程は、主にウエハー上への回路形成までの「前工程」と、機械加工を行い最終製品であるチップにするための「後工程」とがあります。ラム・リサーチは、前工程用製造装置に強みを見せ、特に必要な回路を削り出したり、積層加工された回路の最下層まで穴を通す時に使われるエッチング装置において大きなシェアを誇っています。また、半導体製造においては回路削り出し時に残るごみをいかに取り除くかが重要なのですが、同社は洗浄装置開発においても技術力を発揮しております。

半導体製造装置の設計・製造・営業・顧客サポートを目的として、デビッド・K.ラム博士によって1980年に設立されました。本社はアメリカ合衆国カリフォルニア州フリーモント。米国・オーストラリア・韓国に製造施設、北米・ヨーロッパ・アジアにサービス網を有しています。

ラム・リサーチ(LRCX)

(Lam Research Corporation)半導体装置 & 検査

株価:645.70ドル(2021年5月27日20:00)

時価総額:約921億ドル

近年の売上高を見てみましょう。

2018年6月期 約111億ドル

2019年6月期 約97億ドル

2020年6月期 約100億ドル

2021年6月期 約145億ドル(予想)

2022年6月期 約168億ドル(予想)

一株利益23ドル68.25セント、配当は5ドル20セント、配当性向は約21.96%、配当利回りは約0.81%、自己資本比率は37.07%です。前記時マイクロン・テクノロジーでも申し上げましたが、半導体業界は技術革新・設備更新によって4年毎に起きるシリコンサイクルという波があり、売り上げは乱高下しております。2019年・2020年を底として、今後は回復と更なる上昇が期待されます。ここ5年間で株価は5倍を超える上昇を見せてくれています。今後EV車は当然として、全ての家電製品に半導体が積載されることを思えば、投資家としてラム・リサーチの発展に乗らない手を思う付くのは難しいと言えるでしょう。

S&P500投資信託を買うという事はラム・リサーチの株主になるということです。

参照

82位マイクロン・テクノロジー(2021年4月16日時点)

2022年2月アップロードの同社記事

21夏S&P500第99位ラムリサーチ(LRCX) 半導体装置 & 検査

※時価総額の順位はその時々の株価により変化します。

次回、

95位ゼネラル・モーターズ(2021年4月16日時点)

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