優待株、上手に運用して資産増狙おう!
前回まで株主優待でお得に食事できる株を計7銘柄紹介しました。他にもたくさんあるので皆さんも調べてみると楽しいと思いますよ。
ところで、優待株を上手く運用すると少ないリスクで資産を増やすことができるのでお話ししますね。ではこれまでお話しした銘柄の中で、所有株数を増やすと優待利回りが増える株を100株と1,000株でもらえる優待を比較することで探してみましょう。今回利回り計算に使う金額は、1年間で手に入る優待の金額となります(年利計算のため)。
※2020年7月時点での優待情報です。変更される場合があるので、株式を購入する前に会社の優待情報を必ずご確認ください。
株価は2020年7月21日午後3時時点の価格となっております。
ゼンショーホールディングス(7550)株価2,122円
- 100株2,000円分約0.94%
- 1,000株24,000円分約1.13%
ハイデイ日高(7611)株価1,620円
- 100株2,000円分約1.23%
- 1,000株20,000円分約1.23%
吉野家ホールディングス(9861)株価2,073円
- 100株以上6,000円分約2.89%
- 1,000株以上12,000円分約0.58%
松屋フーズホールディングス(9887)株価3,670円
- 100株以上全て同じ。2%程度。
ワタミ(7522)株価921円
- 100株6,000円分約6.51%
- 1,000株以上24,000円分2.61%
カッパ・クリエイト(7421)株価1,414円
- 100株6,000ポイント4.24%
- 1,000株12,000ポイント0.85%
すかいらーくホールディングス(3197)株価1,641円
※すかいらーくが株主優待の縮小を発表しました。(2020年9月)以下の記事は旧来のもので現状に則しておりませんのでご注意お願い致します。改定後の優待についてお知りになりたい方はリンク記事をお読みくださいますようにお願い致します。
- 100株6,000円分約3.66%
- 1,000株69,000円分約4.20%
この中で持株数を増やしたくなる銘柄はどれでしょうか?ほとんどの株は株数が増えると優待利回りが減りますが、ゼンショーホールディングスと、すかいらーくホールディングスだけは優待利回りが増えます。すかいらーくの方が利回りが断然良いので、すかいらーくを詳しく見てみましょう。100株で約3.66%の優待利回りが1,000株だと約4.20%まで上昇します。こういう株は買い増ししたくなりますよね。この利点を上手く使うと徐々にではありますが、楽しく優待を利用しつつ資産を増やして行くことができます。
それでは、すかいらーくホールディングスの年初来高値と年初来安値を見てみましょう。
- 年初来高値2,191円(今年になって1番の高値)
- 年初来安値1,350円(今年になって1番の安値)
現在の株価1,635円。これで100株買うとします。100株で164,100円かかります。もしその後年初来高値まで株価が上昇したら55,600円得。この場合、売っても良し、そのまま保有しても良し。買い増しはしない方が良いでしょう。何故なら優待利回りが下がるからです。。逆に年初来安値の1,350円まで下がったら喜んで買い増ししましょう。最初の百株にかかった費用が164,100円、次の百株にかかる費用が135,000円、合計299,100円。平均すると149,550円と100株当たりの単価が下がります。もちろん200株ではもらえる優待は100株と変わらないので一旦利回りは下がります。その後、仮に元の1,635円まで株価が戻ったら、100株は売ってしまっても良いのです。その場合、平均単価が149,550円になりますから優待利回りは4.01まで上がります。もちろん最初に年初来安値の1,350円で100株買えれば優待利回り4.44%と最高ですが、最安値で購入するのは狙ってできることではありません。徐々に平均単価を下げていく方策をとっていうのが実際的だと思います。もちろん、年初来安値までまた下がるかどうか、そして、年初来高値まで上がるかはわかりませんが、ある程度下がったら買い増し、上がったら売却と覚えておきましょう。このように購入単価を下げつつ300株、500株と持株数を増やしていけば、優待利用で家計費は節約、保有株増で資産も増えていきます。最終的に1,000株まで増やして行けば毎年6万9千円分も外食費用が作れてしまいますね。この位の優待があれば、ガストであれば4人家族で月に1回外食が出来ます。ug一家ならしゃぶ葉などのちょっとグレードの高いお店に行っちゃうことでしょう。
もう一つ、これは優待株を狙う投資家にとっては常識なので覚えておいてくださいね。優待権利確定前は優待狙いの方が株を買いたがるので株価が値上がりしやすいのですね。ですから割安の時に株数を増やしておいて、優待権利確定前の値段が上がる時期に一部を売る。そうやって利益を出すのは割合たやすいです。例えば値段が下がった時に400株まであるいは600株まで増やして、権利確定直前の高値の時に100株売る。するとそれぞれ300株、500株の優待は確保しつつ、売買益も得られます。半年ごとに繰り返し、時間をかけて資産を増やすのです。ぜひ研究してみてくださいね。
一つだけ注意。銀行に預金した場合、預けたお金が減ってしまうことはありません。株の場合は価格が常に上下していますから、買った時より値段が上がる時もあれば下がる時もあります。それを利用しての優待利回りアップ・売却益を出す方法についてお話ししたわけですが、もし下がった時に売ってしまえば当たり前ですが損をします。当然優待も入らなくなります。一時の株価の下落に気持ちが耐えられなくてすぐ売ってしまうタイプの方は投資を止めた方が賢明です。
数回にわたって、外食産業応援企画として株主優待のある外食チェーンを取り上げました。生活を豊かにする情報として楽しんでいただければと思います。ただし、このブログの趣旨はあくまで毎日少額定額で投資信託を買付ける楽々毎日百円投資術となります。ご理解の程お願い申し上げます。
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次回、ネット証券口座開設方法について説明します。
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優待株、上手に運用して資産増狙おう!
(投資は自己責任で)
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