楽々毎日百円投資術!
こんにちは!
ug(ゆーじ)です。
米国株式指標時価総額95位は、言わずと知れたゼネラル・モーターズ。キャデラック、シボレーのブランドを持つアメリカ最大の自動車製造企業です。もちろん設計、製造、販売、流通、そして、ローンを組んで車を買いたい人向けの金融サービスまで、自動車に関わる全てを網羅しております。設立は1908年と100年以上の歴史を持つ多国籍企業です。
設立当初に一つの型の車だけを作り続けた自動車業界のもう一つの雄であるフォードに対して、ゼネラル・モーターズは、当初から工場毎に地域で求められる車を同時並行で複数のタイプを作っていました。その多様性は海外に工場を立てて生産する上でとても役に立ちました。1931年から2007年までの長きに渡って世界最大の自動車製造企業であり、その中でも1950年代から60年代については米国内におけるシェアは50%にとどくほどでした。リーマンショックの影響で2009年に倒産し一時国有化されましたが、2013年には国有から脱却しております。
本社はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイトです。
ゼネラル・モーターズ(GM)
(General Motors Co)
自動車 & トラック製造
株価:59.31ドル(2021年5月28日20:04)
時価総額:約860億ドル
近年の売上高を見てみましょう。
2018年12月期 約1,470億ドル
2019年12月期 約1,372億ドル
2020年12月期 約1,225億ドル
2021年12月期 約1,337億ドル(予想)
2022年12月期 約1,503億ドル(予想)
一株利益6ドル18.35セント、配当はありません。自己資本比率は18.74%です。
ここでS&P500時価総額第7位、EV車のみを造るテスラの売上高を見てみましょう。
株価:625.22ドル(2021年5月28日20:04)
時価総額:約6,023億ドル
売上高及び今後予想
2018年12月期 約215億ドル
2019年12月期 約246億ドル
2020年12月期 約315億ドル
2021年12月期 約493億ドル(予想)
2022年12月期 約642億ドル(予想)
2022末の売り上げ高予想ですらも、テスラはゼネラル・モーターズの半分にも届きません。同じ自動車業界で時価総額95位にして石油由来燃料車主体のゼネラル・モーターズと7位にしてEV車のみのテスラ。売上高を見れば逆なのではないのと思わざるを得ません。
さて、日本の政府も脱炭素といって十数年後にはガソリン車を無くすなどと言っています。その背景には欧米各国からの圧力があるとも言われています。ですが、アメリカにおける現在のこの2社の差が完全に逆転して、更に石油由来燃料車ゼロになることをアメリカ政府は本当に推進するのでしょうか?ただでさえインフラが遅れていると言われているアメリカで、自動車用充電設備を国中に設置して、今ある石油由来燃料車を全てEV車に置き換えるなどということができるのか。かなり難しいと思わざるをえません。そして日本にも同じことが当てはまります。2011年の東日本大震災で日本中が長きに渡って停電しました。EV車をバッテリーとして利用すると言われていますが、明かりだけでなく、調理から冷暖房までEV車からとなれば、あっという間にエンプティになるのは明らかです。太陽光・風力・火力・水力等、多様なエネルギーによる発電、そして家庭において電力・ガスと共に、石油ストーブ等も利用できるようにしておいた方が、災害時に強い国になるのではないのでしょうか。そして車について言えば、私は出先での充電に30分も待ちたくありません。もちろんゼネラル・モーターズを応援しますよ。
S&P500投資信託を買うという事はゼネラル・モーターズの株主になるということです。
参照
※時価総額の順位はその時々の株価により変化します。
次回、
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95位ゼネラル・モーターズ(2021年4月16日時点)
(投資は自己責任で)
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