ニッセイ外国株式インデックスファンドを調べてみよう
楽々毎日百円投資!
こんにちは!
ug(ゆーじ)です。
楽天証券で買付できる投資信託の内、3番目に信託報酬が安い投資信託は二つあります。片方は前回調べたeMAXISSlim先進国株式インデックス、もう一方は<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスです。今回はこちらを調べてみることにします。内容を見ているうちに惹かれる投資信託となるかもしれません。また、今後投資信託を買付ける際のヒントにもなると思います。以下、投資信託のことをファンドと呼びます。金額は2020年8月26日付けのものを使用します。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
商品名の下に基準価額が表示されます。これは10,000口あたりの購入金額になります。17,878円です。その下に純資産があります。1,967.19億円とeMAXISSlim先進国株式インデックスより更に多くの資産が集まっています。日本有数の機関投資家ニッセイならではの金額ですね。とは言え、この5倍近い純資産を誇る1兆円近い規模のファンドは日本にも存在します。ですが本来規模が大きいほどコストが下がるはずなのに、そのような超大型ファンドですら信託報酬1%以上はざらにあります。このファンドの信託報酬0.1023%という数字に「手数料をぎりぎりまで下げよう」というファンドとしてのこだわりを感じます。日本の投資家の多くが、信託報酬に未だ無関心なのが不思議ではありますが、今後、その大事さにもっと多くの方々が気づいてくれるようになり、このような素晴らしいファンドに資金が移ってくることを願う次第です。
次に折れ線グラフがあります。このファンドのこれまでの基準価額の推移です。
その下に詳細情報とあります。設定日とあるのはこのファンドのサービスが始まった日です。その下に償還日があり、「無期限」と書かれています。ここが期限付きで、しかも数年以内に日にちが迫っている場合は購入しない方が無難でしょう。購入時より価格が下がった時に償還せざるを得ない可能性があるからです。
更に下を見ていくと、リスクリターンという欄があります。過去の騰落率がかかれていますが、あまり細かく見ても意味がありません。というのは過去の情報はあくまで過去のもので、今後の利益を約束するものではないからです。
下まで簡単に見終わりましたので途中まで戻って「目論見書」をクリックしましょう。直近のものが2020年8月21日になっています。日付をクリックして閲覧します。
ざっと見ていくと投資対象資産の項目が株式となっています。株式に投資することがわかります。補足分類がインデックス型とあるので、ある市場の銘柄全体に投資していくスタイルだとわかります。投資対象地域がグローバル(日本を除く)とあるので、ファンドの名称と併せて考えると日本を除く先進国が投資先ということがわかりますね。
ファンドの目的を見てみましょう。「「ニッセイ外国株式インデックスマザーファンド」を通じて、実質的に日本を除く主要先進国の株式に投資することにより、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース) の動きに連動する投資成果を目標に運用を行います」と書かれています。
特色の1を見てみましょう。「日本を除く主要先進国の株式に投資することにより MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざします」とあります。MSCIとはモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社のことです。この指数は1986年3月31日から続く30年以上の歴史を持つ指数です。
もうお気付きの方もいらっしゃると思いますが、前回調べたeMAXISSlim先進国株式インデックスと同じで、MSCIコクサイ・インデックスに連動する成果を目指すファンドだということがわかります。
2020年5月末現在の主要投資先です。
アメリカ 71.2%
イギリス 5.0%
フランス 3.7%
スイス 3.5%
カナダ 3.4%
ドイツ 3.1%
オーストラリア 2.2%
オランダ 1.5%
香港 1.1%
その他 5.3%
業種別比率を見てみましょう。
情報技術20.8%
ヘルスケア14.8%
金融13.2%
一般消費財10.1%
資本財・サービス9.3%
コミュニケーション・サービス8.9%
生活必需品8.5%
素材4.3%
エネルギー3.6%
公益事業3.6%
不動産3.0%
先端企業から生活必需品まで広く浅く投資していることがわかります。これこそがインデックス型の特徴です。
投資先企業トップ10です。
1位 アップル 3.7%
2位 マイクロソフト 3.5%
3位 アマゾン・ドットコム 2.7%
4位 フェイスブック 1.5%
5位 アルファベット(C) 1.2%
6位 アルファベット(A) 1.1%
7位 ジョンソン・エンド・ジョンソン 1.0%
8位 ビザ 0.9%
9位 ネスレ 0.8%
10位 JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー 0.8%
同じ株式指標に連動する投資成果を目指しながら、投資先国の比率及び投資先企業の順位と比率が前回のeMAXISSlim先進国株式インデックスと微妙に違うのが面白いですね。比べてみたい方は前回の記事を参照ください。
目論見書で公表されている10位までの中にも、どこか一つくらいは自分の知っている企業の名前を見つけられるのではないでしょうか。あなたがその企業に投資してみたいと思うなら、このファンドは買付候補となりますね。
次回はこれまで調べた三つのファンドをを比べてみましょう。
「楽々毎日百円投資術」始めたくなったら「即。実行!へ。
ゆっくり考えたい方は「一番最初の記事に行く」へ。
ニッセイ外国株式インデックスファンドを調べてみよう
(投資は自己責任で)
スポンサーリンク
コメント