全世界投資を考える‐上

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こんにちは!

ug(ゆーじ)です。

国別GDPをチェックしている経済に詳しい方は「アメリカより、新興国や発展途上国の方が経済の伸びが良いのでは?」と考えるでしょう。確かにIMF(国際通貨基金)のデータを見ると、アメリカ経済よりも世界経済の発展予測の方が、伸び率が高いです。以下、IMF(国際通貨基金)発表の20206月改定予測数値(2021年予想)です。

  • アメリカ 4.5
  • 新興国・発展途上国 7.4
  • 世界 5.4
  • 先進国 4.8
  • 日本 2.4

この数字だけ見ると確かに全世界や新興国の方が高い伸び率です。新興国・発展途上国、世界、先進国、日本を除く大まかな枠組み全てがアメリカより良いです。ということは、アメリカに投資するより世界に投資した方が利益が出るのではないかと考えますよね。プロの投資顧問youtuberの方の中にも「全世界」の投資信託を推奨している方がいますね。私も投資資金に余裕があれば全世界も選択肢に入れると思います。とは言え、やはり第一に考えたいのはアメリカです。それは何故なのか。一つに全世界に投資すると宣伝している投資信託は本当に全世界に投資するのか。つまりIMFの言う「世界」と投資信託の「世界」は同じなのかという疑問。もう一つは、投資先が広がれば広がるほど、リスクは減るのか。更に、経済の伸びと株式市場の伸びは一致するのか。この3点について考えてみたいと思います。

では、つい最近オールカントリーや全世界投資信託としてお薦めするならばということで挙げた投資信託を見てみましょう。

eMAXIS SLIM 全世界株式(オールカントリー)

モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社(以下、MSCI)のオール・カントリー・ワールド・インデックスという株式指数に連動するように外国株式、新興国株式、日本株式計3種類の投資信託を買付けることで運用されています。MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスの投資内容見てみましょう。MSCIはモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社のことです。指標の対象は先進国23カ国、新興国26カ国、計49カ国です。この指標の対象は大型・中型の企業です。投資国の詳細と、それぞれの国別投資比率を見てみましょう。

先進国・地域 (23ヵ国・地域)

アメリ56.6% 日本7.5% イギリス4.3% フランス3.1% スイス3.1%、その他(カナダ ドイツ オーストラリア ベルギー イスラエル アイルランド ノルウェー ニュージーランド ポルトガル オーストリア オランダ 香港 スウェーデン スペイン デンマーク イタリア シンガポール フィンランド)併せて13.4%

新興国・地域 (26ヵ国・地域)

中国4.9% 台湾1.5% 韓国1.4% その他(インド ブラジル 南アフリカ ロシア サウジアラビア タイ  ペルー ハンガリー コロンビア ギリシャ エジプト アルゼンチン チェコ パキスタン メキシコ マレーシア インドネシア カタール フィリピン ポーランド チリ アラブ首長国連邦 トルコ)併せて4.2%

これが49カ国の内訳です。オリンピックに出場する国は180カ国以上ありますよね。49/180で約27%ですから全世界というにはちょっと物足りない気もしますが、実は投資家利益を確保する面もあります。投資対象とならない残りの約73%の国の世界全体に占める経済規模はほんの数%程度に過ぎません。それらの国々に人と設備と場所を確保して初めて投資が出来ることを考えれば、コストだけが増してしまうのを防ぐ意味でも投資先の絞り込みはいた仕方ないと感じます。

次回は広く分散することでリスクは増すのか、減るのかについて考えます。

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