楽々毎日百円投資術!
こんにちは!
ug(ゆーじ)です。
ここで債券投資がそもそも投資の中でどういう位置づけなのか見てみましょう。前回に挙げた四つの投資信託、基準価額に答えがあります。
- ニッセイ国内債券インデックスファンド 基準価額10,579円
- eMAXISS Slim国内債券インデックス 基準価額10,257円
- ニッセイ外国債券インデックスファンド 基準価額11,568円
- iFree新興国債券インデックス 基準価額9,931円
10,000円から始まった基準価額と大差ない、そう、増えないかわりにほとんど損も出ていないのです。この記事を書いた時は世の中大暴落で総悲観。2020年2月末から株も、金も、リート(不動産投資信託)も、原油も極端に下がってますよね。ところが、日本国債券に投資する二つの投信、先進国に投資するニッセイ外国債券インデックスファンド、どれも設定時価格をわずかですが上回っています。現段階で一番安い新興国ファンドですら、10,000円をたかだか69円下回っただけで損という損が出ていないのですよ。なぜでしょう?
債券は損を嫌ってする投資だからです。儲けがあまりありませんが損もほとんどありません。世間では色々言う人がいますが、敗戦などの時を除いて、通貨価値が崩壊することってほとんど無いのですよね。もちろん時々ニュースになるように、新興国・発展途上国でハイパーインフレションが起こることはありますよ。ハイパーインフレーションとは今日100円で買えたものが明日は1,000円明後日には10,000円と通貨価値が一気に無くなることです。投資信託の場合ファンドマネージャーは、そもそもそういう危険性がある国の国債を買いません。お客さんが損をしたくなくて買っている以上、ファンドマネージャーも損をさせないことを第一に投資先を選ぶからです。今日100円したものが来年110円になったとしたら年率10%のインフレーションですよね。現金で100円持っていたら翌年は同じものを買えない、インフレーションの率と国債の利率はほぼ同等になるので、債券でもっていれば翌年も買える。そういう考え方でするのが債券投資です。これはそのまま債券投資信託にも当てはまります。
では、債券投資信託に投資した方が良いの?
もし、資産を増やしたいなら債券投資信託への投資は不要です。株式投資信託は一時的に損が出ることはありますが、基準価額が下がっている時に買い進めることで購入口数を増やし、株価が基に戻った時には既に利益が出ている、つまり資産を増やすことができます。債券投資信託は、そもそも基準価額が下がることがほとんどない以上、劇的に購入口数を増やすことができません。その上、信託報酬は株より少し高く設定されています。長年投資しても資産は増えないことがほとんどだと思います。ただですよ、現金で持っていたり、銀行で普通預金に入れていると使ってしまいますよね。使わないようにするためになら、債券投資信託買付けは有りだと思います。投資信託は売ってからお金が口座に入るまで数日かかりますから、流動性という観点で銀行の普通預金に劣る。多少面倒な分使ってしまうリスクを減らすことができますよ。
一方、外国債券投資についても考えてみましょう。そもそもリスクを避けるためにやる債券投資ですよね。ではなぜ、為替リスクを伴う外国債券に投資するのでしょう?ものすごく矛盾していると思いませんか?矛盾している行動はほとんどの場合良い流れを生みませんね。だから外国債券投資信託をugはお薦めしませんね。
一つだけ自分の話をすると、ugが月5,000円投資しているセゾン投信の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、半分を先進国株式、もう半分を先進国債券に投資しています。ugの場合金額にして月2,500円を外国債券に投資している計算になりますね。これは月々投資金額の1/10以下で、正直言って為替差益を狙っての投資です。この位の割合で投資する分には債券投資信託への投資は有りだと思います。金利の上がり下がりに敏感になりますので、経済への理解度が間違いなく深まります。(結局勉強?)
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次回、投資向き不向き1
債券投資信託について理解を深めたい方はもう一度「債券1」「債券2」へ。
国債について
債券投資型投資信託について
債券型投資信託の比較と位置づけ
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債券-まとめ
(投資は自己責任で)
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