eMAXISSlim先進国株式インデックスを調べてみよう

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こんにちは!

ug(ゆーじ)です。

楽天証券で買付できる投資信託の内、3番目に信託報酬が安い投資信託の内容を調べてみることにします。内容を見ているうちに自分が惹かれる投資信託が見つかるかもしれません。また、今後投資信託を買付ける際のヒントにもなると思います。3番目に信託報酬が安い投資信託はeMAXISSlim先進国株式インデックスとニッセイ外国株式インデックスファンドがあります。今回はeMAXISSlim先進国株式インデックスです。最初に名称をクリックして当該ページに飛びます。以下、投資信託のことをファンドと呼びます。

eMAXISSlim先進国株式インデックス

商品名の下に基準価額が表示されます。これは10,000口あたりの購入金額になります。2020年8月26日付けで13,506円です。純資産は1,238.98億円です。相当に人気のあるファンドであるということがこの金額を見ただけでわかりますね。

次に折れ線グラフがあります。これはこのファンドのこれまでの基準価額の推移です。

その下に詳細情報とあります。設定日とあるのはこのファンドのサービスが始まった日です。その下に償還日があり、「無期限」と書かれています。ここが期限付きで、しかも数年以内に日にちが迫っている場合は購入しない方が無難でしょう。購入時より価格が下がった時に償還せざるを得ない可能性があるからです。

更に下を見ていくとリスクリターンという欄があります。過去の騰落率がかかれていますが、あまり細かく見ても意味がありません。というのは過去の情報はあくまで過去のもので、今後の利益を約束するものではないからです。

下まで簡単に見終わりましたので途中まで戻って「目論見書」をクリックしましょう。直近のものが2020年7月27日になっています。日付をクリックして閲覧します。

ざっと見ていくと投資対象資産の項目が株式となっています。株式に投資することがわかります。補足分類がインデックス型とあるので、ある市場の銘柄全体に投資していくスタイルだとわかります。投資対象地域がグローバル(日本を除く)とあるので、ファンドの名称と併せて考えると日本を除く先進国が投資先ということになりますね。

次のページの目的を見てみましょう。「日本を除く先進国株式市場の値動きに連動する投資成果をめざします。」と書かれています。

特色の1を見てみましょう。「MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)と連動する投資成果をめざして運用を行います」とあります。MSCIとはモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社のことです。この指数は1986年3月31日から続く30年以上の歴史を持つ指数です。

尚、楽天証券はMSCIコクサイ・インデックスの特集ページを持っています。ここを見るとどんな国が投資対象でどのような企業の株を買っているのかがおおよそわかります。参考にすると良いでしょう。

楽天証券MSCIコクサイ・インデックスの特集ページ

ただし、投資比率の数値が目論見書と微妙に違います。ここでは目論見書の内容を最新のものとして扱うことにします。

投資先は以下の22カ国・地域となります。投資先上位国投資比率もご覧ください。

アメリカ 70.4%

イギリス 5.4%

フランス 3.8%

スイス 3.8%

カナダ 3.4%

ドイツ 2.9%

オーストラリア 2.1%

オランダ 1.5%

香港 1.3%

その他(スウェーデン  スペイン デンマーク イタリア シンガポール フィンランド ベルギー イスラエル アイルランド ノルウェー ニュージーランド ポルトガル オーストリア) 5.4%

2020年8月現在投資リスクがあるとすればこの中では香港でしょう。他に違いとしてわかるのは、前回取り上げたSBI・先進国株式インデックス・ファンドに比べてアメリカに対する投資比率が高いという点でしょう(6割と7割以上)。投資先に日本があるかないかも重要な要素になりますね。

企業別投資比率を見てみましょう。

1位 MICROSOFT CORP ソフトウェア・サービス アメリカ 3.5%

2位 APPLE INC テクノロジ・ハードウェア・機器 アメリカ 3.4%

3位 AMAZON.COM INC 小売 アメリカ 2.7%

4位 ALPHABET INC-CL A メディア・娯楽 アメリカ 1.6%

5位 FACEBOOK INC-CLASS A メディア・娯楽 アメリカ 1.3%(メタ プラットフォームズ)

6位 JOHNSON & JOHNSON 医薬品・バイオテクノ・ライフ アメリカ 1.1%

7位 NESTLE SA-REG 食品・飲料・タバコ スイス 0.8%

8位 VISA INC-CLASS A SHARES ソフトウェア・サービス アメリカ 0.8%

9位 JPMORGAN CHASE & CO 銀行 アメリカ 0.8%

10位 PROCTER & GAMBLE CO/THE 家庭用品・パーソナル用品 アメリカ 0.8%

このように、上位10社中9社がアメリカです。アメリカ上位500社の市場であるS&P500を投資対象とする投資信託ととても似た構成であるのがわかります。改めて比べてみたい方は下記のページを見てみると良いでしょう。

バンガード・S&P500 ETF投資内訳

7位はインスタントコーヒーのネッスルです。投資先の3割近くを占めるアメリカ以外の国の企業の中で10位に入ったのはネッスルだけですから、この後、徐々にアメリカ以外の企業が出てくるのでしょう。このように一部の内容を見ただけで、アメリカを中心とした世界の主要産業に広く浅く投資していることがわかります。広く浅くというのがインデックス型の特徴です。

目論見書で公表されている10位までの中にも、どこか一つくらいは自分の知っている企業の名前を見つけられるのではないでしょうか。あなたがその企業に投資してみたいと思うなら、このファンドは買付候補となりますね。

次回はニッセイ外国株式インデックスファンドを調べてみます。

ニッセイ外国株式インデックスファンドを調べてみよう

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