楽々毎日百円投資術!
こんにちは!
ug(ゆーじ)です。
前回に挙げた四つの債券投資信託を比較します。
ニッセイ国内債券インデックスファンド
設定日2015/1/29 償還日無期限 2020年4月5日時点での基準価額10,579円
ニッセイ国内債券インデックスマザーファンドを通じで、国内の公社債に投資。
NOMURA-BPI総合の動きに連動する成果を目標。
組入銘柄は原則として投資適格(債券格付がBBB格以上)銘柄に限定。
組入上位銘柄は全て日本国債です。
eMAXISS Slim国内債券インデックス
設定日2017/2/27 償還日無期限 2020年4月5日時点での基準価額10,257円
日本債券インデックスマザーファンドを通じて主として国内の公社債に投資を行い、
NOMURA-BPI総合に連動する投資成果をめざす。
組入銘柄は表示されておりません。
日本国内99.7%となっているので、0.3%だけ別の国・地域に投資しているのでしょう。
ニッセイ外国債券インデックスファンド
設定日2013/12/10 償還日無期限 2020年4月5日時点での基準価額11,568円
ニッセイ外国債券インデックスマザーファンドを通じて、日本を除く世界主要先進国の国債に投資する。
FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)に連動する投資成果をめざす。
実質組入外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行わない。
国別上位は、米国47.74%、フランス9.91%、イタリア9.11%、先進国(除く日本)8.41%、英国6.41%、スペイン5.61%、ベルギー2.5%、オーストラリア2%、カナダ1.9%。
組入銘柄上位10銘柄は全て米国国債です。
iFree新興国債券インデックス
設定日2013/12/10 償還日無期限 2020年4月5日時点での基準価額9,931円
ダイワ新興国債券インデックスマザー・ファンドを通じて、新興国通貨建ての債券に投資。
JPモルガンガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツグローバルダイバーシファイド (円換算)の動きに連動させることをめざして運用。
為替変動リスクを回避するための為替ヘッジは原則として行わない。
国別上位 新興国23.51%、インドネシア10.21%、ブラジル10.01%、メキシコ9.61%、ポーランド8.81%、タイ8.51%、南アフリカ8.41%、ロシア7.91%、コロンビア7.11%、マレーシア5.91%。
組入れ上位銘柄
Brazil Notas do Tesouro Nacional Serie F 1.50%(ブラジル国債)
REPUBLIC OF SOUTH AFRICA 1.50%(南アフリカ共和国国債)
Brazil Notas do Tesouro Nacional Serie F 1.20%(ブラジル国債)
Colombian TES 1.20%(コロンビア国債)
Brazil Notas do Tesouro Nacional Serie F 1.20%(ブラジル国債)
REPUBLIC OF SOUTH AFRICA 1.10%(南アフリカ共和国国債)
Colombian TES 1.10%(コロンビア国債)
Mexican Bonos 1.00%(メキシコ国債)
Mexican Bonos 1.00%(メキシコ国債)
Brazil Letas do Tesouro Nacional 1.00%(ブラジル国債)
それでは国内債券投資の二つを比較します。
- ニッセイ国内債券インデックスファンド
- eMAXISS Slim国内債券インデックス
この二つの運用目標を見ると、NOMURA-BPI総合に連動するとあります。eMAXISS Slimは0.3%だけ国外で運用されているので完全に一緒というわけではありませんが、ほとんど一緒の運用成績となりそうです。現在の基準価額の違いは、設定日からの日数が長いか短いかによるものです。つまりどちらを選んでも将来受け取る資産はほぼ一緒です。
さて、日本の国債がマイナス金利になって久しいですよね。では、国債を買うと損なのか?実は必ずしもそうとは言えませんね。もう長きに渡って、日本はデフレーションの中にいます。デフレーションというのは物の価格が下がっていくこと。物で保有すると価値が下がっていくことになりますね。国債で持っていても下がっていきますが、相対的に見て、物で保有するより有利になる場合も考えられます。また、現金で保有し続けて、果たして使わずにいられるものなのか?そのように考えると、例えマイナス金利であっても国債を買う意味が無いとは言えませんね。
次に外国債券の投資信託を見ます。
ニッセイ外国債券インデックスファンド
こちらは上記二つの投資信託に比べるとや基準価額が高く感じます。理由は設定日からの期間が長い、それに加え、日本以外の先進国に投資している事。先進各国も金利は低くなってはいますが、日本に比べると若干高く設定されています。加えて、為替の変動によることも考えられます。
iFree新興国債券インデックス
これは基準価額が当初設定より低くなっていますね。新興国・発展途上国は、金利が6%以上だったりと、一見先進国より有利な投資先に見えます。しかし、実際は先進国に対して通貨価値が下がっていく場合が多いです。これは、新興国・発展途上国とも先進国からの援助・技術移転・投資によって発展していることにより、生まれる利潤の多くが先進国に還流していることが原因と考えられます。いずれにせよ、〇〇国債金利〇%!などという広告がインターネット上でも氾濫しておりますが、下手をすると大損するのでご注意くださいね。旨い話には裏があるものです。ただし、基準価額が低いということは同じ金額で多くの口数を買付けることができることにもなります。今時点での基準価額下落は投資のチャンスという見方もできますね。
さて、ニッセイ外国債券インデックスファンドとiFree新興国債券インデックス、どちらにも共通した文言があることに気づかれましたよね。そう、原則、為替ヘッジを行わない。相手先通貨に対して円が安くなった時に売れば戻ってくるお金は増えますが、円が高くなった時に間違って売ってしまうと損をする場合があるので注意が必要です。もちろんこれは株式投資信託についても同じことが言えます。ただ、株式の方が債券に比べて相対的に資産増加率が高く、運用益が多くなる可能性が高いです。多少の為替の変動は怖くなかったりしますが、債券の場合は、そもそも利潤が少ない傾向があるので為替の変動には特に注意が必要です。
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長くなったので、まとめは次回に致します。
債券型投資信託比較と位置づけ
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